【東北大学の各学部情報】 工学部の基本情報と学部の特徴

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 皆さん、こんにちは。東北大学@homeサークル長の西淵です。
 一昨日のに「 経済学部にありがちなこと 」に続き、またしても学部ネタです。今回は「 工学部の基本情報と学部の特徴 」です。今回も、経済学部のときと同様、工学部の部員からきいた話になります。前回と違って今回の題では、工学部の基本情報と学部の特徴、としました。

工学部ってどんな学部

 工学部(工学研究科)は工学の各分野における法則や心理を探究し、またそれらを基に新しい技術の開発、発展を目的に学ぶ(研究する)学部(研究科)です。工学の各分野とは量子エネルギー工学、化学工業、ロボティクス、航空宇宙工学、土木工学、建築学など、物理・化学分野の応用利用から日常生活を支えるものづくりの基盤までの幅広い分野を指します。そのため、工学部と一口に言っても、人によって勉強している内容が大きく異なることもあります。
 このカバー範囲の広さは文学部に匹敵するほどで、多くの総合大学で定員数が最も多い学部となっています。東北大学をはじめ、国立大学では定員数は700~900名であることが多いようです。
 また、卒業後は院進する人が最も多くおよそ9割ほどとなっています。(東北大学,卒業後の状況,https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/06/about0604/)より2023/3/28

工学部各学科の略称

 東北大学の工学部には5つの学科が存在します。機械知能・航空工学科、電気情報物理工学科、化学・バイオ工学科、材料化学総合学科、建築・社会環境工学科の5つです。どれも名前が長いので略称があります。
・機械知能・航空工学科 →機知(キチ)
・電気情報物理工学科  →情物(ジョウブツ)
・化学・バイオ工学科  →化バイ(カバイ)
・材料化学総合学科   →材料(ザイリョウ)またはマテ(materialのmate)
・建築・社会環境工学科 →建築(ケンチク)
です。東北大学では自己紹介で「工学部機知の○○です。」と言ってりするので覚えておくと便利です。

工学部の特徴、工学部生向け情報

①敷地が広いので移動が大変

 東北大学では、青葉山キャンパスの東側一帯に工学部の講義棟や研究室が割り当てられています。私も理学部なので同じく青葉山キャンパスをいつも使っているのですが、この青葉山キャンパスが広いんです!長い方の端から端までで歩いて30分くらいかかります。面積だけで言うと、工学部のエリアはこの青葉山キャンパスの1/4~1/5程度ですが、横に長いので移動には時間がかかります。(詳しくは、東北大学のこちらのサイトからキャンパスマップをご覧ください。)
 そのため、別の研究棟で講義がある場合や、工学部エリアの中央あたりにある食堂や購買に向かう時は時間に注意してください。東北大学は昼休み以外は、講義間の休み時間は10分です。

②研究棟に格差がある

 工学部の建物は新しく改築された建物と古くから使われている建物が乱立しているそうです。例えば、情物の建物は新しくて綺麗なのに対し、化バイの建物は古いらしいです。施設や建物がやや古く整備が行き届いていないのは国立大学よくあることですが、同じ学部内で研究棟に格差があるのは嫌ですよね。

③図書館は工学分館がおすすめ

 続いては工学部の勉強場所の話です。以前、東北大学の図書館とその分館についての記事を書きましたが、その中に工学分館もありました。工学部の部員によると、工学部生には工学分館がおすすめとのことです。青葉山駅からやや遠いですが、その分工学部の学生以外は近い農学分館などに集中します。そのため、工学分館はかなり空いていて、テスト期間以外はほぼ貸し切り、テスト期間でも土日なら空いているそうです。

④夜遅くもキャンパスが明るい

 青葉山キャンパスの工学部エリアは夜遅くの時間でも明かりがついています。これは言い換えると、夜遅くの時間まで研究している学生や教授がいるということです。工学部に限らず理系学部全体にありがちなことですが、実験などが終わらずキャンパスに残っている人も多いです。学生たちはこのような状況をブラックと読んでいます。(笑)
 また、そもそも実験の性質上夜にしか行えないものもあるそうです。そう考えると、理論物理や私の専攻する数学など、どこでもいつでも研究できる科目はいいですね。

⑤男女比が偏っている

 最後に紹介する東北大学工学部の特徴は男女比です。なんと、工学部の男女比はおよそ9:1~8:2です。機知、情物、材料がだいたい9:1、化バイと建築は8:2だそうで、もちろん男子が多いです。なお情物は男子が93%ほどだそうです。
 男女比の偏りは東北大学や工学部に限った話ではなく他の大学、学部も男女比に偏りはあると思いますが、それでも9:1は大変ですね。
 実は私の所属する数学科も偏っており、一学年45人のうち女子の人数は、私の代は4人、一つ上の代は1人、一つ下の代はなんと0です。

まとめ

 今回は、 工学部の基本情報と学部の特徴 をまとめました。研究棟の改築や敷地の広さなど困っている部分も多そうでしたが、図書館を快適に使えるなど工学部ならではのメリットもありました。また、今回話をきいた部員によると工学部生は理学部生にくらべてまともな人が多いそうです。

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