【東北大学情報】 東北大学の学生寄宿舎ユニバーシティ・ハウス メリットとデメリットを居住者目線で伝えます

日常

 皆さん、こんにちは。
 今回は 東北大学の学生寄宿舎ユニバーシティ・ハウス について紹介します。実は私も現在進行形でユニバーシティ・ハウスに住んでいるので、今回は一居住者目線でユニバーシティ・ハウスでの生活のメリット、デメリットをお伝えします。

ユニバーシティ・ハウスの基本情報

 ユニバーシティ・ハウス(UH)は東北大学の学生寄宿舎(学生寮)で、特に国際交流を意識したコンセプトの施設になっています。三条(医学部の本拠地である星陵キャンパスに近い地区)にUH三条、UH三条Ⅱ、UH三条Ⅲと青葉山(理系学部の講義棟や実験施設が集まる青葉山キャンパスがある場所)にUH青葉山があります。私はUH青葉山に住んでいますが、やはり居住者の中には農学部や理学部、工学部の学生が多いように感じます。
 東北大学にはユニバーシティ・ハウスとは別に明善寮や日就寮という学寮が6つ存在しますが、ユニバーシティ・ハウスはそれらに比べ歴史が浅く、建物は比較的綺麗です。
 国際交流に重きを置いていることもあり、留学生も入居することができ、日本人学生との比はほぼ1:1となっています。また、8人1組のユニット制でキッチンなどは共有のため、居住者は日常的に留学生と話す機会があると言えます。最近はコロナウイルスの影響でしばらく中止されていましたが、以前はインタラクション棟と呼ばれる交流スペースで交流イベントなども行われていました。今年度から少しずつ活動が再開していて2022年はビンゴ大会や映画鑑賞会、ゲームイベントなどもありました。

ユニバーシティ・ハウス入居のメリット

 ここからは、ユニバーシティ・ハウスに入居して私がよかったと感じた点を紹介していきます。私はUH青葉山に住んでいますので、一部UH三条の方では当てはまらない点もあるかもしれませんが、概ねユニバーシティ・ハウスでの生活の魅力は伝わると思います。

①いろいろな国籍の留学生と交流できる

 ユニバーシティ・ハウスの最大の魅力はやはり、交流の機会の多さだと思います。上述したとおりユニバーシティ・ハウスの日本人学生と留学生の比はほぼ1:1で、8人で1組のユニット制ということもあり、特に同じユニットのメンバーとは話す機会も多いです。また、ユニバーシティ・ハウスは原則として日本人学生は2年しか住めず、留学生側も短期の留学で来ている場合も少なくないので、1~2年でメンバーが入れ替わっていきます。そのため、ユニットメンバーだけでもたくさんの人と交流することができます。実際私自身も、国籍で言えば、中国、インド、インドネシア、タイ、ドイツ、イギリス、オーストラリアなどいろいろな国の出身の方とユニットが一緒になりましたし、学部生のみならず院生もいるので年齢も同い年から8歳上の方まで会いました。
 インタラクション棟で開かれるイベントなどでは自分のユニット以外の方とも交流できます。また、日本人学生も留学生も問わず、大学内でユニバーシティ・ハウスに住んでいるという共通点から仲良くなることもありました。
 住んでいる留学生の中には日本語がペラペラな方もいれば、英語しか話せない方もいます。そのため棟内の掲示物やユニット内での会話は英語が使われることが多く、自然と英語を話すことへの苦手意識もなくなっていくと思います。

②寄宿費が安い

 三条の場合、基本寄宿費が22,000円、青葉山の場合、28,000円と仙台市内のアパートや学生会館などに比べても大分リーズナブルな価格帯ではないでしょうか。ここに各ユニットとそれぞれの個室での電気使用量などに応じて光熱費やその他インターネット接続代などが加わりますが、学生には優しいです。

③生活のサポートが手厚い

 ユニバーシティ・ハウスは生活する上で必要なものへのサポートや設備も充実しており、とても過ごしやすいです。そのうちのいくつかを紹介します。

⑴ミニコンビニがある

 UH青葉山には、管理室に隣接するインタラクション棟内部にミニコンビニや自動販売機があります。UH青葉山は青葉山キャンパス内にあるため、講義室や学内の食堂へはとても近いものの、”山”であるというその立地の性質上、仙台駅周辺の繁華街などからは遠く近くにスーパーなどもありません。しかし、UH青葉山には無人のミニコンビニがついており、それも24時間利用できるのでちょっと食べ物や飲み物を調達したいときや洗剤などに日用品が足りなくなったときに手軽に手に入れることができるのです。私も夜、23:59提出の課題をギリギリで終えた後などに、頭を使ってお腹が空くのでお菓子を買いに行ったりしています。

⑵清掃員さんが週に一回共有スペースの清掃に来てくれる

 ユニット制で共有部分も多いユニバーシティ・ハウス。個室内の掃除は各々がやるにしても、共有スペースの特に水回りは皆嫌がってなかなか掃除しなさそうと思うかもしれません。しかし、心配ご無用。清掃員の方が週に一回共有スペースを掃除してくれます。そのため、特に男子はついつい後回しにしてしまう清掃も気を配ることなく気持ちよく生活できます。ただし、自分の個室は各自で綺麗に保ってください。

⑶カード型のルームキーで使いやすい

 ユニバーシティ・ハウスの玄関は棟の玄関と各ユニットの玄関があり、これらはカード型のルームキーをかざすことで開きます。カード型のため財布などに入れて持ち運びやすいですし、番号などを覚える必要はありません。ただし、個室の部屋のロックは押しボタン式で解錠番号を覚えておく必要があります。
 また、特にUH青葉山は青葉山キャンパス内に位置しているということもあり、夜間のみならず日中も回りを歩いているのはほとんど大学関係者だけなのでそういった面でも安心感があります。

ユニバーシティ・ハウス入居のデメリット

 ここまでユニバーシティ・ハウスの良さをお伝えしてきましたが、人によってはユニバーシティ・ハウスでの生活が大変に感じる方もいるかもしれません。そこで、ここからは、こんな点がユニバーシティ・ハウスで生活していくなかで負担に感じるかもしれないという点を紹介します。

①共有部分が多く共同生活の要素が強い

 交流に重きを置いている分、交流や共同生活が苦手な人にはユニバーシティ・ハウスは向いていないかもしれません。
 ユニバーシティ・ハウスではキッチンだけではなく、シャワー室やトイレもユニット内で共有です。幸い私のユニットは綺麗に使う人が多いので私はそこまで気になったことはにですが、人によっては他人と共有というだけで嫌という方もいるかと思います。確かにきれい好きな人とあまり気にしない人が同じユニットにいたりすると揉めることもあるかと思います。逆に、自分が他の居住者に迷惑にならないように気を遣うのが面倒と思う方もいるかもしれません。
 いずれの場合も、自分なりのこだわりやマイルールがあったり、他の人のやり方を受け入れるのが苦手な人は苦労することが多いかもしれません。

②バスタブがない

 実はユニバーシティ・ハウスにはシャワー室はありますが、バスタブはついていません。そのため、冬の寒い時期でもゆっくり湯船に浸かってリラックスということができないのです。私は冬は1,2ヶ月に1回くらいの頻度で民間の銭湯を利用しています。やはり、夏場はともかく冬は暖かい湯船で体を温めてリラックスしたいという方も多いのではないでしょうか。毎日お湯に浸かりたいという方などには、ユニバーシティ・ハウスは向いていないかもしれません。

まとめ

 この記事では東北大学の学生寄宿舎ユニバーシティ・ハウスの生活について、その良さと不便な点を居住者目線で書いてみました。東北大学は関東圏出身の学生も多く、それ故に、一人暮らしをする学生も多いと思います。一人暮らしをする上では物件探し・宿探しは重要だと思いますので、当記事が新たな東北大生の仙台生活の拠点決めに役立てば幸いです。
 また@homeのブログでは東北大学新入生向けに大学生活の情報を発信しています。気になる方は東北大学@homeのブログ「日常」をご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました